スタッフブログ

塗装一筋32年

創業28年目のペンキ屋

親方ブログ

脱アホ社長!

合言葉に365日毎日ブログに挑戦中!

いい仕事、いい職場環境、いい経営

仲間たちの夢や目標が実現できる会社を作るため

自分自身と向き合ってまいります

連続投稿130日目

雨漏り調査

今回の現場は、築30年以上の店舗ビル

2階と3階の窓まわりから雨漏り

さっそく散水テストです

雨漏り箇所発見!

窓枠の下からポタポタと…

この物件、外壁の下地はALC

その上にタイル貼りという

昔はよくあった仕様なんです

実はこれが雨漏りの原因になりやすいんです

いかにも頑丈そうに見えるし
タイル貼ってたら水なんか入らなさそうでしょ?


でも、ここに大きな落とし穴があるんです

そもそもALCって、軽くて断熱性が高くて

建材としてはめちゃくちゃ優秀なんです

が…

でも、水に関しては全然ダメ


ポンジみたいに水を吸ってしまう素材なんで


本来は塗装や防水処理でガードしてあげないといけない

そこへタイルを貼るとどうなるか

見た目にはすごく立派になるし
施主さんも「タイルやから丈夫やろ」って安心してしまいがち

そこそこ金額も張るはずです

でも実際には、タイルの目地や割れたひび割れから
雨水が侵入し

その水がALCにどんどん染み込んでしまうんです


結果雨漏れ!

目地モルタルは年数が経つとヒビ割れが出やすいし



タイル自体は水を通さなくても


ひび割れや、目地の劣化部分の隙間から入って水が中に回る

さらに、ALCのつなぎ目にあるシーリング材も劣化してることが多いく

今回の物件も、見た目には分かりにくいけど
散水してみたら確実に水が中に入ってました

厄介なのはここから

水が入り込んだあと、ALCの中であっちこっちに動くから

どこから入ってどこに出てるか

めちゃくちゃ分かりにくいんです

表面はタイルで隠れてるし、クラックも見えない

気づいたときには内部が湿気でボロボロ

鉄筋が錆びて膨張して爆裂…なんてことも珍しくないです

タイル貼ってあるから大丈夫は、ちょっと危ない思い込

むしろ、タイル貼りのALCは、雨漏りに要注意

予防策としては

定期的な点検と、劣化した目地の補修!

必要があれば撥水剤やクリア防水で表面を保護するのもアリですね

今回の現場も、しっかり原因を特定したので
今後安心できるように対策を練っていきます

雨漏りって、ほんまに「見た目」では分かりません

少しでも気になることがあれば、ぜひ早めに
お近くのプロに相談してみてください

今日はここまで

👆👆👆今日の現場動画

👆👆👆平松塗装店 インスタグラム

👆👆👆過去のブログはこちらから

ピックアップPICKUP