ブログBlog

台風によって、私たちの住まいが予期せぬ被害を受けることがあります。
特に、建物を風雨から守る重要な役割を担う外壁は、強風や飛来物の影響を受けやすく、深刻な損傷を受けるケースも少なくありません。
今回は、台風による外壁被害の実態を具体的な事例とともに紹介し、その原因や、万が一被害に遭った際の対処法についても解説します。

台風による外壁被害はどのようなものか

外壁の剥離や破損写真

台風による強風は、外壁材の剥離や破損を引き起こします。
例えば、市原市役所では南面入り口付近のガラスが破損したことで庁舎内に風が吹き込み、北面のガラスも破損する被害が発生しました。
富津市の店舗では、窓ガラスの破損や軒天井、外壁材の脱落・飛散が見られました。
鋸南町では、店舗の外壁材が脱落したり、改装された体育館の外壁材が広範囲に飛散したりする事例が確認されています。
南房総市では、住宅の隅角部で外壁材が剥離する現象も報告されています。
館山市の海岸沿いの建物では、3階建て店舗の外壁や建具が脱落し、鉄骨造の宿泊施設でも外壁が大きく脱落する被害がありました。

屋根や窓ガラスの被害写真

外壁だけでなく、台風は屋根や窓ガラスにも甚大な被害をもたらします。
市原市役所では、多数の窓ガラスが破損し、庁舎内への雨水浸入による漏水も発生しました。
富津市や鋸南町の店舗では、窓ガラスの破損や、破損部分の応急養生が行われました。
南房総市や館山市では、住宅や店舗、倉庫、公共施設などで、屋根瓦の飛散、屋根材の剥離、屋根全体の崩落や飛散、窓ガラスの破損、建具の脱落などが広範囲で確認されています。
例えば、海岸沿いの木造住宅では屋根が小屋組ごと飛散し、ガソリンスタンドではキャノピーが落下する被害も発生しています。

建物構造別被害事例

建物の構造によって、台風被害の様相も異なります。
木造住宅では、小屋組や屋根が飛散したり、外壁材が剥離したり、さらには上部構造が倒壊するケースも報告されています。
鉄骨造の建物では、外壁材や屋根材の脱落、窓ガラスの破損、店舗や倉庫の倒壊などが見られました。
RC造の施設や混構造の住宅でも、外壁、窓ガラス、屋根、軒天井などに破損や脱落が生じています。
海岸沿いなど、風の影響を受けやすい立地条件や、経年劣化や腐朽・蟻害が進んでいる建物では、比較的軽微な風でも被害が拡大しやすい傾向が確認されています。

外壁が台風で被害を受ける理由は何か

強風による直接的な破壊

台風による被害の最も直接的な原因は、その猛烈な風です。
観測史上記録的な最大瞬間風速が観測された地域では、建物の外壁材や窓ガラスに直接的な風圧力がかかり、破損や破壊を引き起こします。
また、強風によって飛ばされた飛来物が建物に衝突し、外壁や窓ガラスを損傷させることもあります。

劣化や施工不良が被害を拡大

外壁の被害は、単に強風だけが原因とは限りません。
経年劣化が進んだ外壁は、紫外線や雨風の影響によって塗膜が劣化し、ひび割れ(クラック)やチョーキング現象(壁を手で触ると粉がつく状態)が生じやすくなります。
こうした状態の外壁は、台風の風圧力に対して脆弱になり、剥がれやすくなります。
また、過去の施工不良、例えば下地処理の不足や乾燥不足、不適切な下塗り材の使用なども、外壁材の剥離を招く要因となります。
鋼材の腐食や木材の腐朽・蟻害も、被害拡大の一因となります。

建物構造と被害の関係

建物の構造や外壁材の種類、そして建物の立地条件も被害に大きく影響します。
木造住宅は、その構造特性から強風の影響を受けやすい場合があります。
また、海岸沿いや開けた場所に建つ建物は、風を直接受けやすいため被害が大きくなる傾向があります。
外壁材の留め付け部分の劣化や、建物の隅角部で発生しやすい局所的な負圧なども、外壁の剥離や破損を引き起こす要因となり得ます。

台風外壁被害への対処法は何か

火災保険適用の条件と申請

台風による外壁被害は、火災保険で補償される可能性があります。
保険適用の主な条件としては、被害が風災によるものであると認められること、被害発生から3年以内であること、そして工事費用が一定額以上であることが挙げられます。
申請の手順としては、まず保険会社または代理店に連絡し、その後、工事業者に依頼して被害状況の調査、修理費用の見積もり、写真撮影を行います。
必要書類(保険金申請書、事故状況説明書、見積書、被害写真など)を提出し、審査を経て承認されれば保険金が支払われます。

外壁補修の費用相場

外壁の補修にかかる費用は、被害の程度や範囲によって大きく異なります。
部分的な補修であれば1平方メートルあたり1万円から5万円程度、外壁全体の張り替えやカバー工法となると200万円以上かかる場合もあります。
外壁塗装だけであれば80万円から100万円程度が相場となります。
正確な費用は、建物の状態や工事内容によって変動するため、複数の業者から見積もりを取ることが推奨されます。

被害発生後の対応

台風で外壁に被害が発生した場合、まずは二次被害を防ぐための応急処置が重要です。
破損した窓ガラスにはベニヤ板を当てたり、屋根にはブルーシートをかけたりするなど、被害の拡大を防ぐための緊急対応を行います。
その後、速やかに専門の工事業者へ連絡し、被害状況の確認と見積もりを依頼しましょう。
早期の点検と適切な補修を行うことで、建物の安全を確保し、さらなる劣化や雨漏りなどの二次被害を防ぐことができます。

まとめ

台風は、外壁の剥離、破損、脱落、飛散など多様な被害をもたらします。
その原因は、強風による直接的な破壊に加え、外壁の経年劣化や施工不良、建物の構造や立地条件などが複合的に影響していると考えられます。
被害に遭った場合は、火災保険の適用を検討し、専門業者による早期の点検と的確な補修を行うことが重要です。
日頃から建物の状態を把握し、台風に備えることが、被害を最小限に抑えるための鍵となります。

最新記事

  • 奈良県で外壁塗装の助成金はある?助成金を受ける条件と流れ

    2026年03月18日

  • 凍害による外壁のダメージとは?外壁塗装での補修と予防策を解説

    2026年03月14日

  • 外壁クラックは雨漏りを引き起こす!専門業者による解決策とは?

    2026年03月11日

  • 台風で外壁に飛来物被害が起きる原因は?補修の流れもご紹介

    2026年03月07日

人気記事

  • 心機一転

    2026年03月17日

  • 足場組立時間の早見表!種類別・人数別で組立時間を解説

    2025年09月26日

  • 「補助金使えます」に要注意!外壁塗装の営業トーク

    2026年03月14日

施工エリアArea

関西広域
奈良県:生駒市・奈良市・奈良県北部エリア
大阪府:四条畷市・大阪府北東部
京都府:相楽郡精華町・木津川市・京都府南部

お問い合わせInquiry

ご相談・お見積もり・診断無料です!

0120-475-277

営業時間
8:00~18:00
定休日
定休日無し

電話で相談