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家の修繕やリフォームを考えていると、「シーリング」と「コーキング」という言葉を耳にする機会が増えるかもしれません。
どちらも建物の隙間を埋める材料ですが、一体何が違うのでしょうか?
同じように見えるこれらの材料ですが、実は種類や用途、特性に違いがあります。
この記事では、その違いを分かりやすくご紹介します。
一見すると似たようなこれらの材料ですが、適切な選び方をすることで、建物の寿命を長く保つことに繋がります。

シーリングとコーキングの違いについて解説

JIS規格に基づく定義

「シーリング材」とは、JISK6800:1985「接着剤・接着用語」によると、構造体の目地や隙間を埋めて、防水性や気密性などの機能を持たせる材料です。
一方、「油性コーキング剤」は、かつてJISA5751で規定されていましたが、現在は廃止されています。
これは、天然樹脂や合成樹脂、アルキド樹脂などに鉱物性充填剤(炭酸カルシウムなど)を混ぜて作られたペースト状のシーリング材で、小さな動きしかない目地のシールに使用されていました。
ただし、石綿は現在使用が禁止されています。
このように、JIS規格では明確な定義がなされていますが、現場では「コーキング」という呼び名が広く使われているのが現状です。

歴史的な違いと発展

現在「シーリング材」と呼ばれているものの、初期は油性コーキングが主流でした。
1950年頃より輸入が始まり、その後多くの企業が国内生産を始めました。
そのため、多くの職人や消費者の間では「コーキング」という呼び名が定着し、現在でも広く使われています。
アメリカの標準規格ASTMC24でも、基本的には「シーリング」ですが、「コーキング」と呼んでも問題ないという規定になっています。
このように、歴史的な経緯から「コーキング」と「シーリング」は混同されがちですが、現在では「シーリング材」が正式名称として用いられています。

それぞれの用途と特性

「シーリング材」は、目地の動きに対応できる柔軟性や耐久性、耐候性など、さまざまな特性を持つ多様な製品があります。
一方、かつての「油性コーキング剤」は、主に小さな動きしかない目地を埋める用途に限定されていました。
現在では、シーリング材は、建物のさまざまな部分、例えば窓枠、サッシ、外壁のひび割れ、浴室の水回りなど、幅広い用途で使用されています。
それぞれの目地や箇所の状況、求められる機能(防水性、耐久性、耐候性など)に応じて適切なシーリング材を選ぶ必要があります。

シーリング材の特徴と選び方

さまざまなシーリング材の種類

シーリング材には、シリコン系、ウレタン系、アクリル系、変性シリコン系など、さまざまな種類があります。
それぞれの材料は、特徴的な性質を持っています。
例えば、シリコン系は耐久性と耐候性に優れ、屋外での使用に適しています。
一方、ウレタン系は伸縮性に優れているため、大きな動きのある目地にも対応できます。
アクリル系は比較的安価で、DIYにも向いています。
これらの特性を理解した上で、使用する場所や目地の状況に最適な種類を選ぶことが重要です。

シーリング材の選び方

シーリング材を選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。

・使用する場所(屋内・屋外、水回りなど)
場所によって求められる耐久性や耐候性が異なります。

・目地の動き
目地の動きが大きい場合は、伸縮性に優れたシーリング材を選びます。

・求められる機能
防水性、気密性、耐熱性など、目的に合わせた機能を持つシーリング材を選びます。

・価格
価格も重要な要素です。
予算に合わせて適切な製品を選びましょう。

・施工性
DIYで施工する場合は、施工性の良い製品を選ぶことが重要です。

これらの点を考慮して、適切なシーリング材を選択することが、建物の耐久性や美観を保つために重要です。

コーキング材の特徴と選び方

コーキング材の種類と特徴

「コーキング」という名称は、歴史的に定着した呼び名であり、現在では主に油性コーキング剤を指すことが多いです。
しかし、現代のコーキング材は、その定義を超えた多様な製品が存在します。
以前は油性タイプが主流でしたが、現在はシリコン系やウレタン系など、さまざまな種類のコーキング材が開発され、それぞれの特性に合わせて使用されています。

コーキング材の適切な選び方

コーキング材を選ぶ際も、シーリング材と同様に、使用する場所や目地の状況、求められる機能などを考慮する必要があります。
特に、屋外で使用する場合には、耐候性に優れたシリコン系コーキング材が適しています。
また、水回りなど湿気の多い場所では、耐水性に優れたシーリング材を選ぶことが重要です。
さらに、目地の動きが大きい場合は、伸縮性に優れた材料を選ぶ必要があります。
これらの点を考慮することで、適切なコーキング材を選び、建物の寿命を長く保つことができます。
ただし、現在では「シーリング材」という名称が正式であり、コーキング材は、歴史的な経緯から使われ続けている呼び方であることを理解しておくことが重要です。

まとめ

今回は、シーリング材とコーキング材の違いについて、JIS規格に基づいた定義や歴史的な背景、そしてそれぞれの用途や特性を説明しました。
「コーキング」は歴史的な呼び名として定着していますが、現在では「シーリング材」が正式名称です。
シーリング材には、シリコン系、ウレタン系、アクリル系などさまざまな種類があり、それぞれの特性を理解した上で、使用する場所や目地の状況に最適なものを選ぶことが重要です。
適切な材料を選ぶことで、建物の防水性や気密性を高め、建物の寿命を長く保つことができます。
リフォームや修繕を検討する際には、この記事を参考に、適切なシーリング材・コーキング材を選んでください。
専門会社に相談することも、より安全で確実な施工を行う上で有効な手段です。
建物の状態や目地の状況によっては、専門家のアドバイスが必要となる場合もあります。

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