2025年09月23日
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今日の案件は、お客様からの一本の電話から始まりました
瓦が落ちてきたんですけど…と心配された声
急いで現場に向かって確認すると
落ちていたのはケラバと呼ばれる屋根の端の部分でした
瓦の落下はどこかしら必ず原因があるもの
長年の経験から、親方の頭にまず浮かんだのは雨仕舞いの不備
屋根って一見するとただ瓦が並んでいるだけに見えますが
実はその裏側にいくつもの細かな工夫があり
そこがきちんと機能しているかどうかで耐久性が大きく変わってきます
今回は屋根の端部
ケラバ部分にあるべき捨て水切りが入っていない可能性が高いと判断
足場を組んでもらって本日しっかり調査を行いました


結果はまさに予想通り
捨て水切りが施工されておらず
雨が直接下地の木部に回り込み
長年にわたって湿気を与え続けたことで木が腐ってしまい
その弱った部分が耐えきれず瓦が落下したという流れでした
屋根は普段見えない場所だからこそ
施工の良し悪しが後々大きく影響してきます

特に今回のようにケラバ部分の雨仕舞いを怠る
腐食は静かに進行し、気づいた時にはもう落ちている状況
お客様からすれば突然の事故のように思えますが
実は長年積み重なった結果なんです
さらに厄介だったのは、この瓦がすでに廃盤のタイプだったこと
部分的に直そうにも同じ瓦が手に入らない
こうなると、新築とは違い、リフォームの現場で求められる判断力
そこで他のケラバも点検してみたところ
やはり同じように瓦を固定している木部が腐食しており
南面のケラバについては瓦をすべて外して下地を補強し
雨漏り処理を施したうえで
現在流通している似たタイプの瓦を使って仕上げることに決めました
リフォームは、同じ工事がひとつとしてないこと
建物の状態も、過去の施工も、使われている材料も、すべて違う
だからこそ現場でどう判断し、どう最適な方法を選ぶかが職人の腕に出ます
今日もお客様に状況を丁寧に説明し
安心していただけたのでホッとしました
見えない部分にこそ大事な仕事が詰まっています
今回の補修工事も、しっかり段取りして後日取り掛かります
喜んでもらえるように、これから先安心して住んでいただけるように丁
寧に仕上げていきます
今日はここまで
本日もご安全に!

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